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子宮頸がんとは

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【子宮頸がんとは】

子宮頸がんとは、子宮膣日の頸管の上皮から発生したがんをいいます。
子宮頸がんのほとんどは、頸部と膣の境界部の粘膜組織が変化した扁平上皮がんと呼ばれるもので、
子宮の入り口付近に発生します。
ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染などにより、頸部に異型細胞が増殖し、一部のものはそのまま放置しておくと、非常にゆっくりですが、粘膜表面にとどまる上皮がん、そして粘膜から広がる浸潤がんへと進行していきます。

子宮頸がんは、子宮がんの全体の約60%~70%を占めています。
あらゆる年代の女性に発症します。
子宮頸部がんは、統計的には、次のようなヒトに発生率が高いという報告があります。

*複数のパートナーとのセックス経験
*性体験が早い人
*中絶の経験がある人
*妊娠・出産経験の多い人

最近では、頸がんの罹患率は、50歳以上の中高年で減少傾向ですが、20歳代で増加しています。
これは、頸がんが、性交渉で感染するヒトパピローマウイルス(HPV)と関与しており、性行動の活発な
若い世代にHPVの感染が増えてきていると考えられています。
ただし、ヒトパピローマウイルスは、非常にありふれたウイルスで感染者が必ず子宮頸がんになるとは限りません。
発症因子としては、免疫力の低下、喫煙、ビタミンA・C不足などが考えられています。

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