【ホルモン補充療法(HRT)】
更年期に起こる不快な症状は女性ホルモンが減少することが原因です。
ホルモン補充療法(HRT)は、不足するホルモンを補充し、ホルモンのバランスを調整して症状を改善しようとするものです。
ホルモン補充療法は、更年期の代表的な症状である、ホットフラッシュ、発汗、動悸といった不定愁訴に特に効果があります。
ほかにも、いらいらや抑うつといった精神症状が軽快する場合もあります。
また、女性ホルモン補充することによって閉経後、不足しているエストロゲンのため、
カルシウムの蓄積が少なくなり、骨からカルシウムが抜ける骨粗しょう症になりやすくなりますが、
それを予防することにもつながります。
このほか、肌がつるつるになりなどの若返りの効果や萎縮していた膣のうるおいが戻ったなどの効果があります。
しかし、5年以内に乳がんにかかった人、子宮体がん、血栓症・塞栓症・心・腎・子宮筋腫
・子宮内膜症・子宮腺筋症・高血圧・糖尿病・喫煙習慣などのある人は受けれないかもしくは注意が必要になりますので、医師とご相談ください。
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